ソファについてのいろいろ話(57)

ソファについてのいろいろ話

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ソファまわりの色々な事柄について見聞きしたこと、

感じたことを綴ってまいります。

よろしくお付き合い下さい。

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 第57回テーマ 「 TEAM GRAVITA 」

 

自分たちの手でつくった本物のソファ
を提案したい

この思いから始まったGRAVITA。

 

そのソファ工場は、創業当時は2人だった製造スタッフが

1人、2人と増え、今では

木工、組み立て、縫製など担当部署に別れて

ソファ作りができるほどになりました。

 

GRAVITAのソファ工場が大切にしているのは協調性と個性。

一見、相反するように思えます。

工場なのだから、協調性が必要とされるのは

理解できるとしても、個性って?

そう思われる方もいることでしょう。

 

GRAVITAではソファ作りのそれぞれの工程を

流れ作業ではなく、仕事としてスタッフに一任し

責任をもって担当する仕組みをとっています。

 

責任がある分、仕事の進め方や広げ方は自由。

よりよいソファを作ることにつながることなら

新しい挑戦もアリです。

ここで必要なのが個性。

つまり、自分を持つということ。

言われたことをこなせばよいという訳ではないので

自分なりの考えがないと行き詰まってしまうのです。

 

このことを物語るように、

GRAVITAの工場には

いろいろな個性を持った人が集まっています。

 

ウレタンの担当は、数学が得意。

「もう少し柔らかく」といった感覚的なオーダーを

自分の中で数値に置きかえて形にします。

少しの誤差にも妥協せず、狙った数字で仕上がるよう調整します。
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ファブリックの担当は、美大で油絵に没頭した人。

色についてのこだわりはかなりのもので、

新生地のセレクトも担当しています。
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開発担当は常に新しいことを考えている人。

趣味の釣りを楽しんでいる時でさえ、

竿や釣り糸を眺めながら

これで何か面白いものが作れないかと想像しています。
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ただ作るのではなく、
個性豊かなスタッフがそれぞれ
常に考えながら手を動かす。

仕様に関する打ち合わせは
とても頻繁になりますが、
改良を続けるには必要なこと。
GRAVITAのソファはこれからも進化していきます。