ライターが綴るGRAVITA訪問日記(141)

ライターのGRAVITA訪問日記

houmonnikki_bnr

ホームページ運営をお手伝いすることになった私、「はまこ」。

ソファや家具については素人の私が、GRAVITAを訪問し、

気になったこと、勉強になったこと、感動したことなどを記録していきます。
 
2017年9月20日
 
 
 
この記事を読んで以来、気になっていた
 
MUNI CARPET(ムニカーペット)。
 
実物を前にして、
その美しさ、気品の高さに驚きました!
 
IMG_0856
 
MUNI CARPETを語る前に、
そのルーツでもある
クラシカル・チャイニーズ・ラグについてご紹介します。
 
 
16~18世紀(明朝末期~清朝初期)、中国で
宮廷への献上品とされた織物が
クラシカル・チャイニーズ・ラグ。
 
 
20世紀には王朝の滅亡により
その文化もまた途絶えてしまいました。
 
 
MUNI CARPETは、
ティファニーやココ・シャネル、
フランク・ロイド・ライトらを魅了した
この絨毯を現代によみがえらせたもの。
 
 
糸を手でつむぐ技術や植物染料での染色技術など
クラシカル・チャイニーズ・ラグの
手法・技術を熟知し踏襲する一方で、
クラシックの中からモダンを抽出し、
 
「時を超えた新しさ」
 
をコンセプトに製作されました。
 
IMG_0877
 
 
 
【素材】
 
使用するパイル糸は、
タンヤンという毛質がカシミヤやアンゴラ種に近い
特殊な羊のウール。
 
しかも、生後3カ月の毛を秋に刈ったもの
のみという最高級品質。
 
極細でしなやかな繊維なのでチクチクせず、
夏はさらり、冬はあたたかという
心地よさです。
 
 
【手つむぎ糸】
 
糸は摩擦に強く丈夫で弾力性に富むよう
手でつむいでいます。
 
100年の使用にも耐えられるといわれています。
 
 
【植物染料】
 
クラシカル・チャイニーズ・ラグに用いられた
古来の製法通り、
植物染料のみで染めを行っています。
全工程で化学物質を一切使用していないので、
安心して使えます。
 
 
MUNI CARPETの特徴である
藍染は契約農家が栽培した藍から
時間かけて美しい色を引き出しています。
発酵菌の状態を見ながら
自然発酵で染めていくのは、
長年の経験を持つ職人の腕の見せどころです。
 
 
【世界初の認証】
 
スイスに本部を置く
繊維製品の安全性において世界で最も権威のある認証機関、
「エコテックス規格100」の認証検査を受け
最も厳しいクラス1認証を
ウールカーペット分野において初めて取得しました。
 
 
東洋で生まれた伝統的な美しさと、
独自の美意識を融合させ
新しい現代モダンをカタチにした
MUNI CARPET。
 
藍色の深く美しい色合い、
やわらかでやさしい手触りなど
例えMUNI CARPETを知らない人が見ても、
その良さ、本物であるということは瞬時に分かると思います。
 
ぜひ、多くの方に
実際に見て、触って欲しいカーペットです。
 
次回は、MUNI CARPETの
魅力的な「模様」についてご紹介します。
 
 
                                 はまこ。